熊野古道・中辺路を独り歩く。(近露〜熊野本宮大社編)

前日の夜に熊野古道麦酒などを呑んで、温泉にも入ったのでぐっすり眠れて朝4時過ぎには目がぱっちり!
2日目は近露から本宮大社を目指しました。

6時に近露を歩き出しましたが、この日は曇り空でちょっと肌寒かったです。


誰もいないと思いながら歩いていると、畑からひょこっとおばちゃんが顔をだして「おはようございま〜す!」と。
一瞬どきっとしたのですが、そのおばちゃんが「あの遠くに見える山の稜線がなんかに見えるよ〜」と。

ふむふむ、確かに見えますな〜。乙女かどうかはよく分かりませんが。。。

その後、しばらく歩いている間も振り返るとこの寝顔が見えてなんとなく妙な感じに。


野中という地域を歩いていると突然「ガサゴソっ!」と音がして、お猿さんの群れに周囲を囲まれてちょいと恐ろしかったので、
それからしばらく舗装路を歩いていると、うわ!なんか動いた!と思うと、カーブミラーに映る自分でした。。。


晴れている日も山は綺麗ですが、こういった曇ってる時もコケなどの緑が綺麗です。

ちょっと手で触ってみると気持ちいい〜。


時折、日が差すとやっぱり暑くなってきました。
水分を補給しつつとっても気持ちの良い熊野古道を歩きます。

こんな感じのとこもなんか好きやな〜。

小川も流れていたりして、けっこう変化があるので飽きないコースです。

昨年の台風による災害の爪痕もまだ残っていましたが、
少しずつ、復興されているようで、ちゃんとコースは確保されていました。


(昨年9月の台風による土砂崩れで倒された木々)

比較的なだらかなコースは昨日同様に小走りで。

いや〜、気持ちいい〜。

今回は、六甲全縦に向けて購入したSALOMON XR MISSIONの靴慣らしでもあったので、
がっつり長い距離を歩いたり走ったりできてよかった。
かかと部分のショックもすごく効いてて、グリップ力もなかなかグー!

でも、ちょっとサイズ大きかったかも。
もう少し厚手のインソックスで調整しなくては。

あまりにも調子が良かったので、熊野参詣道を起点から外れて赤木越・大日越で本宮大社を目指すことに変更。
道中、追い越したのはこちらの語り部さんと歩いてらした数名のハイカーと一家族のみ。
逆に、すれ違ったのは外人さんのみでした。

きっつい赤木峠を越えるとこんな素敵なトレイルが続きます。


そろそろお腹も減ってきましたが、本宮大社のあたりでランチにしたかったので、行動食をぼりぼり食べながら歩きました。

こういったコケの生えた石畳道はやっぱり滑りやすかったです。

突如、赤木越を下っていると湯の峰温泉街が見えて来ました。

とっても風情のある温泉街で、さすが熊野古道中辺路の世界遺産の一部として認定されただけあります。

湯の峰温泉にはこういった「つぼ湯」というのがありました。

今度またゆっくりと来て、お宿に泊まってみたいなと思いました。

そして、湯の峰でこの「良く冷えてます」の文字が目に入ってきて、とっても汗をかいて暑かったのでこの左から二番目の炭酸飲料を思わず一気飲みしてしまいました。



それからの大日越の登りで先ほど一気飲みした炭酸飲料がいけなかったのか、むちゃくちゃ気分悪くなってきて、一歩進むのも辛くなってしまったので時折、座ったりして休憩をしながらすすむことに。。。


こんなポイントもありましたが、そんな余裕もなく写真を撮るのが精一杯でしたが、
峠を越えてゆっくりと下り坂を歩いていると徐々に復活してきて、本宮大社が見えて来た頃にはお腹も減ってきました。
いったい、なんやったんやろ?
まあ、炭酸飲料一気飲みのせいやと思いますが。。。

本宮大社に参拝する前に腹ごしらえということで「お食事 しもじ 本宮店」さんに入って「古道うどん」とめはり寿司をいただきました。

歩いて疲れた体には、このうどんと出し汁がさっぱりしていて、紀州梅ぼしがいいポイントとなっていて、この温かいのがほんと美味しかった。

そして、熊野本宮大社へ参拝に。

なんかかわいい八咫烏たち。

多くの参拝客で賑わっていました。

最後にこの158段の石段を登るのがちょっとつらかった。。。

世界遺産パワーを注入〜!


熊野本宮大社

全国3000社ある熊野神社の総本宮全国熊野神社
上四社、中四社、下四社の三社からなり熊野三所権現と言われます
第一殿~第十二殿の御祭神の鎮座から熊野十二社権現とも仰がれる

〒641-1731
和歌山県田辺市本宮町本宮
電話 0735-42-0009
FAX 0735-42-0753

9:00から17:00まで
・宝物殿は9:00から16:00まで
・宝物殿は不定休
無料駐車場あり

本宮大社に参拝したあと川湯温泉に行こうとバスに乗ったら親切な運転手さんと二人の貸し切り状態。
ありがたいことに目的地の前で停めるよということでしたが、運転手さんと相談したら次のバスの時間を考えたら一度近露までこのバスで行って車をとってから戻って来たほうがゆっくりできるんとちゃう?とアドバイスをいただきそうすることに。

結果、そうしたことにより、な、なんと!
途中に昨日お別れしたJ君が乗車してきました!

そして、しばし昨日その後どうしたかなどを話して彼はその日の飛行機で香港に帰っていきました。
(今週末にはまた北海道に来て旅するのだとか。超アクティブ!)

車で再び戻ってきて入った「川湯みどりや」さんの露天風呂が最高でした♪
こちらは日帰り入浴もされていて男女の内風呂に分かれているのですが、
その内風呂からは外の川に面した混浴露天風呂へ降りれるようになっていました。
男性はタオル着用で女性は脱衣所にある浴衣(湯あみ)を着て入れるとのこと。



(内湯もとっても綺麗)

フロント(受付)の方もとっても愛想良くて良い感じだったので気持ち良く入浴させていただきました。

奥熊野川湯温泉 山水館 川湯みどりや

〒647-1717 和歌山県田辺市本宮町川湯13 
電話 : 0735-42-1011
FAX : 0735-42-0313

ゆったり温泉に入って安全運転で神戸に戻って熊野の余韻を楽しみつつ、
また帰りがけに立ち寄った(牛馬童子ふれあいパーキング)さんで買って来た「さんま寿司」をいただきました。

今回、中辺路へ行ってみて感じたことは、地元の方々がほんとに温かく接していただいたこと。
そして、外国から来られている方がとっても多かったです。

あ〜、次は、大雲・小雲に行ってみたいな〜。
(by Fukuzo)

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2 Comments

  1. 2012年10月22日
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    呼ばれましたなー、見事に。
    ぜひぜひ、次は大雲小雲へ…

  2. 2012年10月23日
    Reply

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    はい、完全に呼ばれた感がありました。
    なんだか食担当がいなかったからか常に食べ物を意識して歩きました。笑
    大雲小雲、近いうちに行ってみます。

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